UP DATE:2015/02/03
【派遣/アパレル/カリスマ】選べないお客様、選んであげるサービス
1人ひとりにぴったりあった商品を選んでくれる、「目利きサービス」というのが人気を集めている。あふれるモノや情報に翻弄され、自分にとって最良の情報を探し求める消費者。「お金を払って信頼できる人に選んでもらう」という人が増えているようです。
店舗スタッフにお任せすれば無料、なのに有料のセレクトサービスを頼む、その理由は一体? こんにちは、CIN派遣キャスティング編集部です。本の達人が1万円分の本を選んでくれるサービスや、専門家が同行する衣料品の買い物ツアーに全国から利用者が殺到。そこには「選べない」けど「無駄な買い物をしたくない」という消費者増加の背景が透けて見えます。
あなたにぴったりな本を選びます
とある本屋さんが行っている「1万円選書」というサービス。最近読んだ本のリストや感想、つらかったこと、嬉しかったことなどを書いて送ると、その人におススメの本1万円分を選んで送ってくれる。利用者は中学生から90歳まで。みな、人生の悩みを解決してくれそうな本との出会いを求めて申し込んでくる。選ぶのは店長・岩田さん。「ベストセラーという言葉が嫌い」という彼の頭の中には、本に関わる大量の情報が蓄積されている。例えば受験を控えた子供の悩みを抱えている人には、「はやくはやくっていわないで」という子供の心の声などを描いた本を。忙しいだけでなく、「視野が狭くなり選ぶ本が偏ってきた」というサラリーマンなども利用する。
専門家とお買い物ツアー
本来選ぶのが楽しみな洋服も“選べない”人が増え、選ぶ達人が同行する「買い物ツアー」が注目されている。一緒に買い物をして服を選ぶのは“似合う色や形を分析するビジュアルアナリスト”。百貨店をめぐるツアーには、富山県から来た人もいるそう。5時間で1人2万円前後と決して安くはないサービスだが、年間約200人もの人が参加するそう。参加者は事前に買いたい物を伝え、コースを決める。「表面がもこもこしたストールはだらしなく見える。買うなら滑らかなものが良い」。試着しながら、見分けるポイントを解説する。「失敗したくないのでお金がかかっても必要不可欠なアイテムはツアーで購入する」と語る参加者。「売り手と関係のない人」というのも信頼できる一つのポイントなのだそう。
まとめ
いずれも「売り手と関係のない人」というのが信頼できるポイントのひとつでもあるのでしょう。今やネットで売れ筋情報や、個人の感想が簡単に見られる時代。だからこそ何を選べばいいのかわからなくなる。私たち販売スタッフは「どうすればお客様に信用してもらえるのか? 目利きとして信用してもらえるのか?」上記の例を参考に、今一度考えてみる必要があるのかもしれません。