UP DATE:2015/02/13
【派遣/アパレル/トレンド】『無印良品』のデニムがオーガニックコットンなワケ
地球温暖化や大気汚染が進む地球。さまざまなところで環境を配慮する取り組みが行われています。その波がある形でファッション業界にも広がってきました。今日はアパレル各社が取り組む「環境配慮」のお話です。
みなさん、「フェアトレード」って聞いたことありますか?こんにちは、CIN派遣キャスティング編集部です。ひとことで言うと「公平な貿易」のこと。開発途上国の製品を公正な値段で買うことで、アジアやアフリカ、中南米などの農村や都市のスラム街に暮らす貧しい人々の生活を安定させる活動のことです。
『無印良品』デニムもオーガニックコットンに
2015年からは主力商品のデニムにトルコ産のオーガニックコットンを使用する『無印良品』。トルコで有機栽培している農家と新たに契約し、今後は婦人向け肌着やTシャツでも採用を進め、衣服への使用比率を今春83%まで向上させることを発表した。通常の綿栽培では大量の農薬などを使い、働く人の健康被害や土壌汚染につながりやすい。対して、オーガニック綿は3年以上農薬や化学肥料を使っていない土壌で栽培する。こうした環境に配慮する姿勢が無印のブランド価値を高めている要因のひとつなのです。
環境配慮型のブランドが続々デビュー
オンワードホールディングスでは自社のリユース衣料を販売する専門店を東京・吉祥寺で昨春開業予定。ユナイテッドアローズからは、ケニア・マサイ族の女性が手作りしたバッグなどを扱う『テゲ ユナイテッドアローズ』を展開。『アースミュージック&エコロジー』で急成長したクロスカンパニーは昨年9月、新ブランド『コエ』を開発。環境負荷を抑制し、労働環境や人権に配慮することをコンセプトにし、2016年には欧米進出を目指す。
まとめ
紅茶やコーヒー、雑貨などで知られていた「フェアトレード」。これらの取り組みの背景には、消費者の意識の高まりがあります。環境に対する企業姿勢がブランドの価値を左右する時代。ファッション業界でも環境配慮や有機栽培素材の活用は大きな潮流となっていることは間違いないようです。