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UP DATE:2015/03/24

【派遣/アパレル】イトーヨーカ堂が元『エルメス』のデザイナーを起用

H&Mがカール・ラガーフェルド氏と組んだり、UNIQLOがジル・サンダー氏と組んだ別ライン「+J(プラス・ジェイ)」を展開したり、この数年ファストファッションでは大物デザイナーとの“コラボレーション”が流行中。そして先日、新たにイトーヨーカ堂を経営するセブン&アイホールディングスがある大物デザイナーとのコラボを発表。話題を呼んでいるのです。
そのデザイナーの名はジャン=ポール・ゴルチェ。こんにちは、CIN派遣キャスティング編集部です。今回低迷する衣料品のテコ入れに超大物の力を借りようと、そごう&西武に松本隆社長が直接交渉に動いたそう。

ジャン=ポール・ゴルチェとは…

1976年に初めて自分のレディース・コレクション『Jean-Paul GAULTIER』を発表。日本では80年代に活躍したBO?WYが衣装として着用したことで火が付く。1989年にも、ファッションショーとTHE ALFEEのライブが融合したイベントツアーを開催したりと、日本との関係は深い。2005年から2011年まで『エルメス』のプレタポルテデザインを担当。そのほか、ジャン・ピエール・ジュネの『コックと泥棒、その妻と愛人』や、リュック・ベッソンの『ロスト・チルドレン』などの映画衣装も手掛ける。名実ともにフランスのトップデザイナーにひとり。

今回のコラボ詳細は…

今回のコラボでゴルチェが担当するのは婦人向けプライベートブランド。その名も『ジャン=ポール・ゴルチェ フォー セット プルミエ』。10月からそごう、西武全24店とヨーカ堂45店で展開予定。まずは2015年秋冬物と2016年の春夏物を手がけ、初年度は25億円の売り上げを計画する。デザイン性の高いコートやワンピースといった衣料と雑貨を扱い、価格はヨーカ堂の既存衣料品よりやや高め。
まとめ

80年代、ボンテージファッションなどで物議をかもしてきた、ゴルチェ氏のアバンギャルドなデザイン。それを活かした日常着とはどんな物になるのか? ユーザーの期待を上回る“驚き”を与えられれば、他社の衣料品プライベートブランド戦略にも大きな刺激を与えそうです。