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UP DATE:2015/06/02

【派遣/アパレル/働き方】備品のボールペンを持って帰って使う。これってアリ?

お店に配属されたときに、支給されたあなた専用のボールペン。このような支給物を備品と言いますが、さてこのあなた用のボールペンを家に持って帰って使うのはありなのでしょうか?
テプラであなたの名前が貼ってあるそのボールペン、あなたのもの?それともお店のもの?こんにちは、CIN派遣キャスティング編集部です。私専用のボールペンとして支給されたものだし、家で使おうがどうしようが勝手よね。そう思ったあなた、本当にそうでしょうか? お店はあなたにそのボールペンをくれたのでしょうか?

自分が保管している自分専用の備品を持ち帰ると横領罪

もうおわかりの方も多いかと思いますが、この場合は犯罪となってしまうのです。今回のように、自分しか使わないことになっている備品を持ち帰った場合は、盗ってしまったと見られ、業務上横領罪にあたり、10年以下の懲役に処せられる事になっています。たとえ自分が支給されたものだと言っても、それはあなたが家で使うために支給されたものではありません。あくまで会社で使うためのもの、会社の所有物なのです。

保管も使用もしていない備品を持ち出すと窃盗罪

さらに、コピー用紙や雑誌等、自分用に支給されたものでも使っているものでもない場合は、横領罪ではなく窃盗罪になります。その場合は10年以下の懲役、または50万円以下の罰金が科せられることになります。アパレル業界でありがちなのは、お店で余っているハンガーを持ち帰ってしまうこと。その目的が転売であろうと自己使用であろうと、会社のものを盗んだ事に変わりありません。自己使用しているしていないに関わらず、会社のものは一切持ち出さないこと。これが鉄則です。
まとめ

法律違反というものは、意外なほど身近にあるものです。「これぐらい大丈夫だろう」といった甘い考えを持っていると、職を失い人生を棒に振る可能性すらあります。「会社のものは会社のもの」当たり前のことですが、これだけは頭に入れておきましょう。