UP DATE:2015/06/03
【派遣/販売/働き方】それって大丈夫?仲良しのお客様に個人的に電話すること
長く販売員をしていると、お客様と個人的に仲良くなることもあります。こないだ来店された際に盛り上がった共通の趣味の話をもっとしたい! お店だと気を使うから個人的にお茶したりできないかしら…? そうだ!この間会員登録に際に書いてもらった、電話番号やメールアドレスに連絡してみようかな…?
ここ何年かで、個人情報に対する意識が非常に高くなってきました。こんにちは、CIN派遣キャスティング編集部です。販売員は数多くのお客様の情報を扱い、簡単に閲覧することができる数少ない職業でもあります。だからこそ、その扱いは慎重に、適切でないといけません。今回は、個人情報の取り扱いについて知っておきたいことをお伝えします。
お客様の連絡先を自分のスマホにコピー。これはセーフ?
お客様と連絡をとるために、名簿に記載されている連絡先を自分のスマホにコピーする……。実はこれ、状況にもよりますがグレーゾーンなんです。その名簿がパスワードで厳重に保管されており、通常閲覧することができないものを不正に閲覧した場合は“不正アクセス禁止法”という法律で罰せられる可能性があります。しかし、誰でもさわることのできる棚に無造作にしまってあるだけの場合。これを明確に罰する法律が無いのが現状です。とはいえ、お客様や会社に不信感を与えたり、法律とは関係なく会社内で罰せられる可能性は非常に高いでしょう。会社が集めた個人情報と、プライベートで連絡を取るために聞く個人情報は全く別物です。どうしても連絡を取りたいなら、プライベート用という事をはっきり伝えたうえで、お客様本人から教えてもらうようにしましょう。
では、名簿そのものを持ち出した場合は?
名簿の原本そのものを持ち出した場合。当たり前ですが、これはアウトです。会社の持ち物を勝手に持ち出したわけですから、“窃盗罪が当てはまります。ですが、アパレル業界や美容業界では、別の会社に転職したり独立した人が、お客様を確保するために勝手に以前の顧客名簿を持ち出してしまうことがあります。あなた自身はそういったことは絶対に行わず、もし周りの人が知らずに犯罪をおかしてしまいそうになったら、そっといさめてあげましょう。
まとめ
個人情報への関心が高まっている昨今、個人情報を取り扱う人間は今まで以上に気をつけなくてはなりません。企業で個人情報の流出があろうものなら、会社の経営そのものが一気に傾くことも少なくありません。ふとしたきっかけでお客様の信頼を失ってしまわぬよう、心して扱うようにしてくださいね!