UP DATE:2015/06/26
【派遣/アパレル/働き方】好きな音楽CDをお店で流すのはアリか?ナシか?
ショップでは、大抵何かしらの音楽を流しています。USENを使っていたり、ショッピングセンターだと独自に用意した音楽を使っていることも。そんなBGM、どうせなら自分の好きな音楽を流したい!自分で持ってきたCDをお店で流すのはアリ? それともナシ?
こんにちは、CIN派遣キャスティング編集部です。実は基本的にはNG。正確にはしかるべきところへ許可を取ったり、使用料を払ったりする必要があります。それに気づかず流していると、知らない間に法律違反をしているなんてことも…!!そんなBGMにまつわる注意点、ご紹介します。
著作権の侵害で法律違反になる
JASRAC(ジャスラック)という会社をご存知でしょうか?いわゆる「著作権」を管理している会社で、現在音楽の著作権をほぼ独占的に取り扱っている会社です。ここで管理されているCDを、お店で流すと許可なく営利目的で使っていることになってしまい、著作権の侵害になってしまうのです。あなたが持っているCDを営利目的でお店で流す場合は、そのCDの著作権を持っているところへ許可をもらわなくてはならない、という事を覚えておきましょう。著作権使用料は店舗の広さによって値段が変わりますが、だいたい年間6000円程。ちなみにラジオのような公共の放送は、お店で流していても著作権の侵害にはあたりません。昨今人気のインターネットラジオは微妙ですが、FM/AMラジオは問題ないと思って良いでしょう。
CDではなくiPhoneやウォークマンから流す場合は?
では、CDからiPhone等に取り込んだ音源を流す場合はどうでしょう?これはさらに複雑です。私的に楽しむためではない複製は、複製権というものが関わり、JASRACのみならず、音源そのものを作ったレコード会社などにも許可を取ることが必要となります。自分の持っているスマホから、好きな音楽を流して仕事をする。一見楽しそうに思えますが、実はかなり危ないことをしているんだ、という事を認識しなければならないのです。
まとめ
著作権と複製権。この2つの権利を侵害してしまうと、もしかすると何かしらの罰金を払わなくてはいけなくなるかもしれません。さらに「勝手なことをするな!」と店舗から怒られてしまう可能性もあります。間違っても楽しみたいからというだけで、勝手に音楽を流さないようにして下さいね!