UP DATE:2014/11/25
【派遣/アパレル】接客上級テク、あえて売らない日をつくる?
一見仕事放棄とも思われる斬新なアイデアです。こんにちは、CIN派遣キャスティング編集部です。このテクニックによって得られるのはズバリ「お客様からの信頼」です。お客様の立場にたって包み隠さず情報を提示し、購入へのストップをかける。必死で売り込んで、購入しないことがわかると残念な顔をするスタッフと、無理に売り込まず相談に乗ってくれるスタッフ、あなたはどちらから買いたいですか?
接客業、特にアパレル業におけるちょっと上級なテクニック。お客様に対して「あえて売らない日」を作るというおススメです。え、なんで?売るのが仕事なのに?確かにそうです。でもこれをすることにより、お客様はある特別な見方を持ってくださるのです。
短所も包み隠さずに伝える
もしあなたがお客様の場合、商品の良い部分だけを強調し、短所には一切触れないスタッフに対して好感が持てますか?どんなに美麗句を並べられても、「売り上げを伸ばしたいからだよね…?」と半信半疑で話を聞いてしまうのではないでしょうか?たしかに、短所を告げれば、お客様はその商品を買わないかもしれません。しかし、良い面も悪い面も正直に言ってくれるスタッフは、お客様にとって貴重な存在。これがきっかけで「次回からはあの誠実なスタッフから買おう」と思う可能性は大いにあります。
迷っているお客様にも…
いつもどおり接客をして、ご検討にお付き合いします。ですが、お客様が悩み始めたら「今日はお休みされてもいいかもしれませんよ」とストップをかけるのです。びっくりするお客様にはきちんと理由も伝えます。「前回かなりお買い上げいただいてますから、まだお使いしてないものもあるのではないですか?」「これは定番商品なので今日でなくても大丈夫ですよ」と、ケースごとにお売りしない理由を伝えます。するとお客様は「そうだな、今日はやめようかな」、「いや、これは欲しいから今日買います」と、ご自分で選択されます。かなりの上級テクですが、お客様と良いバランスで長くお付き合いするには有効です。
顧客様には…
買うか買うまいか悩んでいるお客様には「一度お店を離れてそれでも欲しかったら、間違いないかもしれませんね」などと言って、一度帰っていただきましょう。するとお客様は、売り込まれないことに安心するとともに購買を冷静に見極めることができます。また、売り込む必要がないくらい魅力的な商品だということも暗に伝わります。悩んで悩んで、そのうえで「他も見て考えて…、でもやっぱりこれにします」と納得づくで買うことを決めたときの満足感は高いもの。お客様もきっと感謝してくれるでしょう。
まとめ
商品ではなく、自分の人柄をアピールする。このような接客法は、加減も難しい上級者テクニックですが、その分効果もテキメン。お客様の記憶に残り、再来店につながっていくのです。派遣スタッフとしてすでにある程度の実績を積んでいるあなた、このような接客法でさらに高みを目指してみてはいかがでしょう?