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UP DATE:2015/02/23

【派遣/アパレル/販売】声色って作るの?万人が聴き取りやすい話し方

販売員が出している、いつもよりちょっと高い声。絶対普段そんな声じゃないでしょ!というぐらい声色を作っている方も多いと思います。
でも、じつは声色を作るのにも理由があるって知っていましたか?
販売員に限らず、テレビのアナウンサーやテレフォンオペレーターなど「声」で誰かに何かを伝える職業の方は、大抵声色をコントロールしています。それは、人間が一番聞き取りやすい話し方があるからです。
では、どんな話し方や声色が聞き取りやすいのか?もっとも一般的に基準とされているものをご紹介します。

声の高さは「ソ」の音

まず、声色=声の高さからです。
これは一般的に、「ソ」の音がもっとも聞き取りやすいと言われています。
そこまで厳密に調べる必要は無いので、自分で「ド、レ、ミ、ファ、ソ」と歌を歌うように音を出してみましょう。
もともとの地声の高さによって、普段より高い声を出す方もいれば、普段よりちょっと低くなる方もいると思います。
「ソ」の音を基準にして声を出すようにすると、相手にとっては格段に聞き取りやすい声となります。
あくまで基準になるものですので、安心感を持たせるためにあえて低い声を出す方もいれば、目立つために高い声を出す方もいます。販売員やブランドによって様々なイメージがありますので、もし細かくルールが決められていればそちらを優先しましょう。
ただ、一番聞き取りやすいと言われているのは「ソ」の音だという事は意識しておきましょう。

話すスピードは1分間に300文字!……ってどのくらい?

次に話す速度です。これは、1分間に300文字程度のスピードが、利き手が一番理解しやすい速度だと言われています。
とは言え、その速度ってどのくらいかわかりづらいと思います。そんな時は、NHKのアナウンサーの喋りを参考にしましょう。
彼らは、1分間に300文字という速度を基準にして原稿や映像の切り替えを行います。アナウンサーによって多少の差はありますが、基準としては非常に分かりやすいでしょう。
とはいえ、お客様と対面して喋る販売員にとっては1分間に300文字では少し遅いでしょう。お店の雰囲気や、お客様によって使い分けられるようになれば一人前です。
一番やってはいけないのは、1分間に300文字という基準より、あまりにも早口になりすぎてお客様の理解が追い付かないことです。せっかくの商品やあなたの良さが伝わらないのでは、販売員とお客様双方にとって面白くない結果になってしまいます。
お客様に理解して頂くことが一番の目的です。伝えることばかりに夢中になって、それを忘れるなんてことが無いようにしましょう。
まとめ

こうしてみると、話し方や声色1つとっても色々考えられているということがわかると思います。
全てはお客様により魅力的に、分かり易く伝えるために試行錯誤されてきたのです。
お客様にあなたの気持ちを伝えるためにも、聞きやすい話し方を心がけてみてはいかがでしょうか。