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UP DATE:2015/02/15

自分が好きなCDをお店で流そうかな。それはちょっと待って!

何かの販売をしているお店では、大抵何かしらの音楽を流しています。USENというサービスを使っていたり、ショッピングセンターだと独自に用意した音楽を使っていたりします。
そんなBGMですが、自分の好きなCDをお店で流すのはアリだと思いますか?
実はそれは基本的にNGなんです。正確には、しかるべきところへ許可を取ったり使用料を払ったりする必要があります。
それに気づかず流していると、知らない間に法律違反しているかも……そんなBGMにまつわる注意点、ご紹介します。

知っておきたいJASRACという会社

皆さんはJASRACという会社をご存知ですか??いわゆる著作権を管理している会社で、現在音楽の著作権をほぼ独占的に取り扱っている会社です。
ここで管理されているCDを、許可なく営利目的で使うと著作権の侵害になってしまいます。
著作権使用料は店舗の広さによって値段が変わってくるのですが、年間6000円程です。
あなたが持っているCDを営利目的でお店で流す場合は、そのCDの著作権を持っているところへ許可をもらわなくてはならない、という事を覚えておきましょう。
ちなみにラジオのような公共の放送は、営利目的で流していても著作権の侵害にはあたりません。
昨今人気のインターネットラジオは微妙ですが、FM/AMラジオは問題ないと思って良いでしょう。

もしCDではなくi-phoneやウォークマンから流す場合は?

先ほどはCDを使って流す場合は、JASRACに使用料を払う必要があると述べました。
これがCDからi-phone等に取り込んだ音源を流す場合は、さらに複雑になってきます。私的に楽しむためではない複製は、複製権というものが関わってきてしまします。JASRACのみなず、音源そのものを作ったレコード会社などにも許可を取らなくてはならないのです。
自分の持っているスマホから、好きな音楽を流して仕事をする。一見楽しそうに思えますが、実はかなり危ないことをしているんだ、という事を認識しなければならないのです。
まとめ

著作権と複製権。この二つの権利を侵害してしまうと、もしかすると何かしらの罰金を払わなくてはいけなくなるかもしれません。
必要に応じてちゃんと許可を取るか、あるいはUSEN等の営利目的で使えるサービスを利用して、健全に店舗運営しましょう。
間違っても楽しみたいからというだけで、勝手に音楽を流さないようにして下さいね!