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UP DATE:2014/05/08

知ってた?“デパ地下“はあっても“デパ地上”がない理由

生鮮三品から塩乾物、和洋菓子、お惣菜にお酒…ありとあらゆる“食”が一つのフロアに集まっている『デパ地下』。大手百貨店の地下食料品売り場は今日も活気にあふれています。ではどうして「地下」なのでしょうか。地上じゃいけない理由でもあるのでしょうか・・?
こんにちは、CIN派遣キャスティング編集部です。
デパートや百貨店の地下に食品売り場があるのには、ちゃんと理由があるのです。実は昔から食品は地下と決まっていて、過去には1967年に渋谷に開業した東急百貨店本店だけが最上階に食料品店を置いたのですが最終的に90年の改装で地下に。現時点で地下以外の食料品売り場がある百貨店はゼロです。
ではいったい、どのような理由から『デパ地上』は生まれないのでしょうか?

地下に食料品売り場がある理由

1.水やガスの配管がカンタン。水漏れ、においの問題も地下なら他階への影響も少ない。
2.集客力のある商品を下の階に置くと「噴水効果(※)」が得られ、客単価が上がる。
3.地下鉄からすぐに入店できる。
4.売り場拡大は地上では難しく、大きな厨房も必要なので。
4番は特に切実な問題です。百貨店離れが叫ばれて数年が経ちますが、それでも堅調なのは食料品。売上高全体に占める比率はむしろ向上しているくらいです。では食料品の点数を増やそう、となりますが、百貨店の建物って昔から変わってないところがほとんどですよね。フロアが足りない。仕方なく別の建物に移すか、地下に活路を見出すしかなかったんです。
まとめ

デパ地下ブームで「中食」人気に火が付き、惣菜商品に注目が集まりました。その結果、デパ地下の裏側は巨大な空母の厨房のよう。ある大手デリカ店の場合、バックヤードの面積は全フロア面積の約半分を占めるんだそうです。ちょっと覗いてみたくなりませんか?