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UP DATE:2014/05/27

スーパーにもじわじわ… いま、デパ地下スタイルがトレンド?

スーパーといえば“ふだん使い”が基本ですよね。これまでは質より値段、そして量がもてはやされてきました。ところがこの流れが少しずつ変わってきているらしいのです。今回はあえてデパ地下スタイルを取り入れたスーパーの取組みを紹介します。
こんにちは、CIN派遣キャスティング編集部です。
単身者や働く女性の増加などに伴う“中食”需要の増加が目立っています。特に惣菜については百貨店、食品スーパーだけでなくコンビニなども対応の強化を図っているほど。今回ご紹介する某大手食品スーパーでは「プチ豪華」をキーワードに、専用コーナーを設けて本格導入に踏み込みました。

素材や味付けにこだわり

デパ地下の惣菜を手頃な価格で…付加価値を高めた惣菜の量り売りでの販売を開始した某大手スーパー。ズワイガニやエビチリなど、従来の惣菜では扱わなかった食材を用いることで付加価値を高めることに成功しています。和洋中のおかず、サラダ、デザートなど約100種類ものメニューを用意。その中から常時50種類以上を店頭に並べます。ほとんどのメニューが100g198円での販売。店内加工で素材や味付けにこだわった一品が手軽に手に入るとあって、売れ行きは好調だそうです。

背景にあるものは…

ふだん使いのスーパーだけに、同コーナーの横には有名な持ち帰り弁当チェーンの惣菜売場もあります。が、目指しているところが違いますね。あくまでもこちらはデパ地下を強く意識しています。やはりハレの日のちょっとしたプチぜいたくや、頑張った自分へのご褒美的なニーズを狙っているようです。

意外なお得意様

当初は主婦層目線での販売が中心でしたが、専用コーナーが浸透するにつれ意外な層にヒットしていることがわかってきました。それは…仕事帰りの単身赴任お父さん。酒のつまみ用に3種類~4種類を購入していくそうです。確かに、お父さんたちからすればデパ地下は足が向かないし、コンビニでは味気なさすぎる。ということでスーパーでプチ豪華という選択になるのでしょうね。

まとめ

その他、週末には家族連れがドーンと10点以上をオードブルとして購入していくケースも多くみられるそうです。この成果に気を良くしてか、同スーパーでは新店、既存店ともにこのコーナーを導入していく見込み。このようにデパ地下スタイルが今後もいろいろなところで見られるかもしれませんね。