気になる情報をひとまとめ!派遣コラム

UP DATE:2014/06/10

敬語の基礎をマスターしたら、 敬語から卒業してみませんか?

以前、このコラムでも敬語についてご紹介したことがあります。基本的な敬語をマスターすることは接客・販売のお仕事をする上でとっても大事。ここができていないことでシニア層のお客様、礼節マナーに厳しいお客様からお叱りを受けるなんて最悪ですもんね。ただ、ひととおりの敬語をマスターしたらチャレンジしたいコミュニケーション術があります。
こんにちは、CIN派遣キャスティング編集部です。
接客業にとって敬語は大切。正しい敬語がスラスラと使いこなせることは基礎力として持っておかなければなりません。しかしここで注意したいのは必ずしも「正しい敬語だからこちらの想いが正しく伝わる」というわけではない、ということです。

言葉づかいに気をとられすぎていませんか?

敬語を、一字一句間違えないように、正しく、正しく…こんな状態ではおもてなしをご提供するところまで意識が回らなくなっても仕方ありませんよね(もちろん、カンペキな敬語でおもてなしもバッチリ、という天才的なサービススタッフも中にはいますが…)。表面上に意識がいきすぎて肝心の会話の中身がスカスカではかえってディスコミュニケーションを起こしてしまいかねません。

基礎をしっかり押さえられたらアレンジしてみる

敬語、謙譲語、正しい日本語を身に付けることができたら、それを使いこなしながらぜひチャレンジしてほしいのが「自分らしくアレンジ」すること。基本は失礼にならないように、カジュアルに崩してみるのです。もちろん“タメ口”はアウトですが、要所要所に自分が普段使っている言葉を使う。お客様へのおもてなしの想いをふだんづかいの言葉で表現してみる。

お客様と楽しい時間を過ごす、という視点で

売れている人の接客をよーく観察していくと、必ずしもみなガチガチのフォーマルなサービスではなかったりします。もちろん扱う商品の価格帯やブランドにもよります。しかし実際の「売り、買い」の場は人間対人間です。最後は「正しいが堅苦しい」よりも「カジュアルで楽しい」ほうがお客様の懐に入っていきやすいのではないでしょうか。

まとめ

誤解されないためにもあらためてお伝えすると、自分らしさのある接客トークはあくまでも正しい敬語や謙譲語をマスターした上でのお話です。まずは基本の型を身に付けること。アレンジはそのあと。そう考えると自分らしい接客というのは、ひとクラス上のレベルの接客テクニックなわけですね。