気になる情報をひとまとめ!派遣コラム

UP DATE:2014/06/13

販売トレンドレポート~「体験型」でファンをつかむ

いま、接客販売の現場では何が起こっているのか!?という、ちょっぴりカタめなテーマでお送りする「販売トレンドレポート」。第一弾の今回は大型家電量販店の「なう」を取り上げます。とにかく広くて品揃えが豊富な家電量販店。でも手薄な部分もあり、そこを強化することで他店との差別化を図ろうとしているお店が、いま賑わっているんですって。
こんにちは、CIN派遣キャスティング編集部です。
これまでの家電量販店で手薄だった部分…それは「体験・体感」です。よく目にするのはマッサージチェア売り場で気持ちよさそうに寝ているお父さんですが、それ以外の売り場で使い勝手を試せるコーナーって実は意外と少なかったりしませんか?そこに目をつけた量販店の取組みを見てみましょう。

水道につないで本格稼働…洗濯機

某量販店では洗濯機を水道につなぎ、実際に洗濯物を洗えるように設置しています。実際の使い方が体験できるのでシニア層のお客様からは好評とのこと。またこの層のお客様はネット通販などに流れることがないので、一度こういう形で信頼関係が築けるとその後のお付き合いが長くなる傾向も。まさにターゲットに対してヒットする販売手法なのでした。

売るだけじゃくて教室まで…パソコン

これは意外な盲点でした!確かにあれだけパソコンが起動しているのに、そしておずおずと触っているお客様が多いのに、パソコン教室をその場で開くという発想にはなかなか辿り着かなかった…と思いました。某量販店では会員制で有料の教室を開き、マイクロソフト「オフィス」の使い方などを教えてくれるそうです。資格試験対策にも有効な気がしますね!

煙を吸い取る場面を見せて…空気清浄機

同店ではガラス張りの部屋まで設けて、その中を煙で満たし、空気清浄機の性能をアピールします。白い煙がもくもくと部屋を満たす中、清浄機のスイッチを入れるとものの10分もしないうちに部屋は元通りに。その性能の高さに拍手が生まれることもあるそうです。買う側としては機種選びの際に大きな決め手になりますよね。

まとめ

こうした「体験・体感」の取組みはこれからもどんどん広がりそうです。家電に限らず他のジャンルでも出来そうですよね。で、よく考えるとすでにずいぶん以前からこの取組みを取り入れている分野がありました。デパ地下の試食とか、鮮魚店のマグロ解体実演です(笑)。