気になる情報をひとまとめ!派遣コラム

UP DATE:2014/06/18

買わないお客様こそ大切に…買わないのは今日だけかもしれません。

お店に入って商品をいろいろ見ても買わずにお帰りになる…いわゆる“冷やかし”のお客様に対して、あなたはどんな対応をしていますか?せっかく商品説明したのに、とか、買う気がないなら来ないでよ、なんて気持ちが湧いてきていませんか?
こんにちは、CIN派遣キャスティング編集部です。
今日、あなたのお店で商品を買わなかったお客様のことを思い出してみましょう。はてさて、あなたはどんな態度でしたか?なんとなく、冷たい対応じゃありませんでしたか?または「損した」って気分が顔に出てませんか?接客の世界では買わないお客様こそ大切にしたほうがいい、という法則があるんですよ。

ちょっと個人的な話ですが…

実はいまこのコラムを書いている編集部スタッフは、実家が商売をやっていました。その関係で小さなころから店番をしていたのですが、ある日どうにも腑に落ちないことがあったのです。それは店主である父親の教え。
そのお店では新商品との入れ替えのタイミングでワゴンセールをやっていました。モデルチェンジすることもあり、ワゴンいっぱいにいろいろな商品が積み上げられ、しかも定価の7割引で販売します。このワゴンセールはチラシで告知するのですが、毎回大盛況。見ているとふだんめったに足を運ばないお客様が大挙していらっしゃいます。おかげで常連のお客様をおもてなしする場所も時間も足りなくなりました。
まだ学生だった編集部スタッフは、どうにも納得いきません。そこで店主に訴えます。7割引きになると出てくるお客より常連様を大切にしたほうがいい、ワゴンセールで来店したお客様での接客は最低限でいいんじゃないか、と。
すると店主はこういいます。「逆だ。ふだんお金を使わないお客様ほど大切にしなければいけない」。当時の編集部スタッフにはその意図するところがわかりませんでした。しかし、いまならよくわかります。

感じが悪い店には二度と足を向けない

商売には「損して得取れ」のような長い目で利益をあげることも必要です。いま買わないお客様も、いつか大きなお買い物をしてくださるかもしれません。たった月に一度、いや半年に一度、セール目当てのご来店だとしてもお客様を大切に想い、丁寧に接しておくことは重要なのです。なぜなら「感じが悪い店だ」という印象を一度でも持たれてしまったら、再来店がなくなるだけでなく、口コミで悪評がひろまってしまうおそれがあるのです。
まとめ

まさに「一期一会」の言葉通り、どんなときも、誰に対しても丁寧にふるまうこと。これこそが接客のプロとしての第一歩なのですね。いまとなっては当たり前のように思える編集部スタッフですが、若いころや接客をはじめて当初はなかなかハラオチしませんでした。CIN派遣キャスティングをご利用のみなさまはぜひ、このことを念頭においてお店で活躍してくださいね!