気になる情報をひとまとめ!派遣コラム

UP DATE:2015/08/26

やっぱり当日連絡はNG?バイトや派遣先を休むときの常識

飲食店やアパレルショップで派遣バイトをしているあなた、急な予定が入り仕事に行けなくなってしまった…。そんな経験があるのではないでしょうか?「そんな無責任なことはしない!」という人も、急に体調を崩してしまうこともあるでしょう。当日にお休みの連絡を入れるのはありか?なしか? そんな素朴な疑問から、迷惑をかけずにスムーズにお休みできる裏技的方法まで、先輩や同僚には聞きづらいアレコレをこっそりレクチャーいたします。

派遣も社員もシフトは原則変更NG

早番、遅番など、接客業で働く場合、多くがシフト制勤務となります。これは派遣社員、アルバイト関わらず共通。スタッフから勤務希望日を集め、二週間に一回、一ヶ月に一回と発表されるこのシフト、人件費や売上目標に基づき店長や社員が長時間頭を悩ませて作っているのです。新人とベテランがバランスよく入るように、人が足りないところには、自分が率先して入り、希望が殺到する人気の日時には泣く泣く何人かの希望を断ることもあります。そんな風に他のスタッフを蹴って入れたシフトを後から「休みたい」と言われたらどう思うでしょうか?「この子を入れなければ良かった」と思いますよね。信頼をなくさないためにもシフトの希望は無理せず絶対に出られる日を記入すること。そして、一度決まったシフトは責任を持ってきちんと入るように心がけましょう。また、派遣社員の場合は有給が付与されていることもありますが、急なお休みの時に有給を充てるのはできるだけ避けたほうがベター。

「スタッフの急なお休み」困るのはだれ?

どんな店舗でも時間ごとにぎりぎりの人数を配置しており、余裕なんてゼロ。ひとりでも休むと大変なことになります。お店がまわらなくなり、お待ちのお客様が行列、他のスタッフはてんてこまい。企業側お店などの雇い先だけでなく、お客様、他のスタッフと、いろんなところに迷惑がかかるのです。アパレルなどだと、あなたの出勤日を狙って訪れる顧客様もいらっしゃいます。また派遣アルバイトの場合は、登録している派遣会社にも迷惑がかかります。派遣会社はあなたを推薦できる人物として、紹介しているのです。「あなたが無断欠勤をすれば、そんな人物を紹介した派遣会社が信頼をなくす」そのことは覚えておきましょう。

体調管理も仕事のうち

とはいえ、人間たるもの。体調を崩すこともあります。「風邪ひいたんだから仕方ないよね…」頭のなかに浮かぶ言い訳のようなこの声。しかし本当に仕方ないでしょうか?休み中に無理して遊びすぎたりしませんでしたか?夜更かしで寝不足の日々は続いていませんでしたか?毎日クーラーをかけたまま寝ていませんでしたか?いずれかに心あたりのある人もいるのではないでしょうか?社会人になったらそろそろ言い訳をするのをやめましょう。体調を崩すのも自分の責任、自己管理ができていない証拠だと、そう考えられるようになれば一人前です。

できる人の休みかた①…代わりに入ってくれるスタッフを探す

さて、ここからが本題です。どうしてもお休みしなければならない場合、どうするのが一番良いのか? まずは早めに社員なり店長なりに相談。急用の場合は決まった時点で即相談、朝起きて熱があったらすぐに連絡。派遣社員の場合は派遣会社に連絡を入れなければならない場合もあるので事前に規則を確認しておきましょう。ここで抑えておくべきポイントは「休みます」と断言するのではなく、「休みたいのですが、厳しいでしょうか?」と確認すること。場合によってはシフトに穴をあけないよう代わりに入ってくれるスタッフを探すことも必要になります。もちろん代わりを探す場合も、社員や店長に事前相談を。だってあなたがリーダークラスだった場合、新人スタッフを代わりに入れられても困る、むしろいない方が良いなんてこともありますからね。「急用でお休みをいただきたいのですが、○○さんに代わってもらっても大丈夫でしょうか?」と聞くのがベストですね。

できる人の休みかた②…日ごろから根回しをしておく

同僚にシフト交代のお願いを言い出しづらい…。そんな悩みを抱えるあなたのために、気持ち良く交代してもらうための、ある秘訣もご紹介します。シフトを気持ちよく交代してもらうためには、日々の仕込みやコツが重要なのです。・シフト交代の“貸し”を作っておくみずからも同僚にシフト交代をお願いされたら可能な限り受けておきましょう。代わってあげた相手は、とても喜び、感謝の気持ちと共にそのことを覚えています。日頃からシフトの交代を応じていれば交代した回数が貯金のように貯まっていき、いざという時に「こないだ変わってもらったし、もちろんOKよ」と気軽に応じてもらうことができます。・「今月は稼ぎたい!」と思っている人を探しておく「急な出費で今月はお財布がピンチ!」という同僚は必ずいるもの。そんな事情であれば、多少の無理をしても余分にシフトに入りたいと思っているものです。都合さえあえば、すんなりと代わってくれるどころか、お金を稼げることを喜んでくれます。同僚とコミュニケーションをよくとって、そんな事情を抱える同僚を見つけておきましょう。

さあどうする?…連絡も入れずに当日ブッチしてしまった場合…

勤務当日に連絡もせず無断欠勤してしまった場合。それ自体、絶対にやってはいけないことですが、もっと最悪なのはその後店舗にも派遣先にも連絡も入れずに勝手に休み続けたり、仕事自体を辞めてしまうこと。お店側は急な欠員で困るのはもちろん、連絡もなしだと「事故にでもあったのかもしれない」と心配にもなります。たった一日の無断欠勤なら、お店側も許してくれるかもしれません。辞める場合も、辞めない場合も、必ず連絡は入れるように。
まとめ

どんなに健康で、どんなに常識があって、どんなにできる人でも、やむを得ない事情で仕事を休まなければいけないことは出てきます。「何があっても休まない!」という姿勢はもちろん大事ですが、万が一の場合にどのように連絡を入れれば良いのか、まわりにどんな配慮をするのがベストなのか? “できる人”のお休みテクをマスターし、休んだ後も気持ちよく働けるようになりましょう。