UP DATE:2014/12/16
【派遣/フード】駐車場のおじさんに学ぶ接客きほんの“き”
駐輪場Aは常に空きがある様子。こんにちは、CIN派遣キャスティング編集部です。条件面では劣る駐輪場B。なのになぜみんなそこに停めたがるのか? その原因は働いているスタッフの人たちにありました。
とある駅前に月極めで貸し出している駐輪場Aと、駐輪場Bがあります。駅直結の駐輪場Aは全面屋根付き、駅から徒歩2分くらい歩く駐輪場Bは一部屋根なし。いずれも金額は同じ月2000円。多くの人は当然駐輪場Aを選ぶと思いきや、実は常に満車&人気なのは駐輪場Bの方なのです。. custom_permalink => column/post-1864/
ほんの少しの意識で顧客獲得
全員が同じ気持ちになるとは限りませんが、多くの人は「なんとなく気持ちが良い」「なんとなく感じが良かった」そう思うとまたそのお店を利用しようと思います。これは「自分の期待以上の経験」ができたからです。お客様満足度を高めるためには、ものすごいことなんて必要ないのです。期待をほんの少しだけ超える、その意識と行動がお客様の満足度を上げ「また行きたいお店」になっていくのです。
人気のヒミツは60代のスタッフに有り
駐輪場Bでは、定年退職された60代の人たちがスタッフとして働いています。どの人も、いつも気持ちよい挨拶で「おはようございます!」と声をかけてくれて、自転車を止めて駅に向かうときには「いってらっしゃい!」と声をかけています。さらに夕立の後には、スタッフの皆がタオルを持って、何百台とある自転車を1台1台拭いているのです。おかげで雨上がりに仕事から帰ってきても、いつも快適に自転車を引き取り、帰ることができます。最初は「駐輪場Aが空くまで…」と契約をしたお客様も、そんなスタッフの見えない努力を知り感動します。結果、少し不便だろうが駐輪場Bを使い続けるのです。
お客様に「期待以上の満足」を
このような気遣いは他のお店でも取り入れられることです。例えば、洋品店であれば試着室に入ったお客様の靴を磨いて差し上げる。雨が降ってきたらお客様の他の荷物も「雨カバーつけますか?」と提案して差し上げる、などなど。期待を超えるサービスを受けたお客様はちょっと得をした気分になり、気持ち良く買い物を終えることができます。
まとめ
もしかしたら、気づいてくれるお客様はほんのわずかかもしれません。でも、お客様が快適に過ごせるように取り組む。そんな“わざわざ”がお客様にとっての気持ちよさにつながり、あなたのお店を選んでもらえる理由のひとつになるのではないでしょうか。. scadenza-date => 2016-01-29 13:31:00. scadenza-enable => 0