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UP DATE:2015/09/13

いざという時に困らないために!バイト&派遣のための確定申告基礎知識

毎年2月に申請が始まる“確定申告”。おもに自営業やフリーで仕事をしている人が申請しているこの制度、「名前はよく聞くけど、学生だし、派遣やアルバイトの自分には無縁…」そう思っている人も多いのではないでしょうか。しかし実は「確定申告をすればお金が戻ってくる」と聞いたらどうでしょうか?「知らなかった!」という人も大丈夫。確定申告は5年前の分までさかのぼって申請することができます!派遣の人もアルバイトの人も手遅れになる前に確認しましょう。

確定申告をしたほうが良い人

ズバリ、年収の所得が103万円以下の人!というのも、毎月のお給料が8万8000円以上になると発生する所得税。これはあくまで税金の前払いにすぎず、少し多めに差し引かれる場合が多いのです。その取りすぎた分を年末に戻す仕組みが、みなさんも聞いたことがあるでしょう“年末調整”です。原則として、年末の給与支払日に清算される“年末調整”ですが、多くの派遣社員やアルバイトを抱える飲食店のなかには正社員の分しか年末調整を行わないこともあります。つまり「”年末調整“がされていない=”確定申告“をすれば所得税が戻ってくる」こういう図式になります。

まずは“年末調整”済かどうかを判断

とはいえ、”年末調整“がされているのかいないのかわからない、また覚えていないという人は案外多いもの。そんな人は雇用側から年末に配布される”源泉徴収票“をすぐに確認!”給与所得控除後の金額“や”所得控除の額の合計額“欄に何も書いていない場合は”年末調整“がされていません。すぐに確定申告をして払いすぎた税金を戻してもらいましょう。”源泉徴収票“が見当たらないという人は、登録先の派遣会社やアルバイト先の店長なり、総務なりに「源泉徴収票をください」とお願いするのがいちばん簡単。所得税法226条に「年末在職者には翌年の1月までに、退職者には退職日から1ヶ月以内に発行しなくてはいけない」という規定があります。企業によっては数年前の徴収票だと面倒くさがられることもありますので、なるべく早めに確認しましょう。

確定申告はいつ、どこに申請する?

確定申告を提出するのは自分の住んでいる市町村の“税務署”、申請期間はだいたい2月の中旬から3月中旬までの1ヶ月となります。ちなみに2015年は2月16日(月)から3月16日(月)まで、還付金の払い込みがされたのは約1ヶ月後でした。“国税庁”のホームページからでも申請は可能ですが、e-Taxという「国税電子申告・納税システム」アプリを購入しないとならないため、初心者にはあまりおすすめしません。確定申告の書類作成は慣れてしまえば難しくありませんが、最初はどこに何を書けばよいのかわからないという人がほとんど。 “税務署”ならば、係員の人が手取り足取り教えてくれるので心配ありません。申請期間中は窓口や係員も拡大、土曜日も空いていることが多いので、はじめてならば“税務署”で申請することをおすすめします。もちろん期間を過ぎていても過去にさかのぼって申請できるのでご安心を。その際にも“税務署”で相談しましょう。嫌がらずに対応してもらえるはずです。

確定申告に必要なもの

では、何を用意すればよいのか、ざっと見てみましょう・源泉徴収票・印鑑・還付金受け取り口座(銀行でもゆうちょでも可)・国民保険・生命保険などの控除証明書・国民健康保険や年金などの支払い証明書こんなところでしょうか?あなた名義で加入している生命保険や地震保険などがあったら控除証明書も持っていきましょう。こちらも年末近くに自宅に届いているはずですが、見当たらないようなら保険会社に再発行してもらいましょう。保険料にもよりますが最大で5万円ほど戻ってくることも!そのあたりの書類もどれがどれだかわからないという人は必要になりそうなもの一式持って行き、税務署で係員さんに相談するのが良いでしょう。

申請期間を過ぎてしまった場合は?

税務署で設定されている“確定申告”の期間は実は厳密に言うと“推奨期間”です。期間を過ぎても税務署にいけば一年中、受け付け&対応をしてもらえます。ただし専門の係員やスタッフはいないため、質問などの対応や還付までの時間が少々かかることも。書類さえあれば何年分かまとめて申請することも出来るので、なるべくなら2月中旬から3月中旬の設定された期間に申請したほうがスムーズです。

派遣やアルバイトでも領収書は必要?

確定申告というと領収書を思い浮かべ、「やばい!領収書がない!捨てちゃった!」と焦る人もいるかもしれませんが、ズバリ、派遣やアルバイトの確定申告では領収書は必要ありません。領収書や帳簿が必要になるのは自営業かフリーランス、仕事上経費でいろいろと買い物をする必要がある人たちです。経費で買い物をする必要がない派遣やアルバイト、フリーターは領収書など必要ありませんのでご安心ください。
まとめ

必要な書類や、書類の書き方、計算の仕方など、慣れるまでは確かに難しいもの。「理解したぞ!」と思っても、次にあるのはまた一年後。その頃にはスッカリ忘れてしまっていたり・・・そんな時のためにも、提出書類の控えやコピーは翌年まで保存しておきましょう。慣れてしまえばe-Taxを購入せずとも、“国税庁”のホームページから書類だけ作って郵送で送ることも可能。とにかく確定申告漏れで損をしないよう、早速過去の源泉徴収票をさかのぼって確認しましょう。とにかく、派遣なりアルバイトなりフリーターなり、それなりに収入がある人はきちんと確認する必要があります。「年末調整は社員だけ」なんて会社もあるんですから。. s4_cdes => . s4_ctitle => . s4_image2s => . s4_url2s =>